楽しく英語を学習することは、英語の上達にとても重要です。楽しく英語を勉強することで、継続して勉強するモチベーションにもなり、英語が定着しやすくなります。
英語を勉強する方法の1つとして、体を動かすゲームやアクティビティは非常に効果的です。体を動かすことで、英語に親しみを持ち、身体で覚えることで単語やフレーズが定着しやすくなります。
本記事では、子供たちにおすすめの体を動かす英語学習ゲームやアクティビティを5つ紹介します。これらのゲームやアクティビティは、家庭や学校など、様々な場所で簡単にできます。また、中には子供達だけでなく、大人でも楽しく遊べるゲームもあります。ぜひ参考にしてみてください。
伝言ゲーム – Telephone
対象:子供から大人まで
伝言ゲームを日本語で遊んだことのある方は多いと思います。英語でもアイスブレイクやコミュニケーションのゲームとして有名です。英語で伝言ゲームは ”Telephone” と言います。人数が多くても遊ぶことができて、ルールもわかりやすく、盛り上がりやすいゲームです。
遊び方を既に知っているという方もいると思いますが、知らない人のために簡単にルールを解説します。以下が、ルールです。
- 参加者に円形に並んでもらいます。人数が多いほど、難しくなりますが、楽しくなります。
- 伝えるメッセージを考えます。短いフレーズ、文、あるいは長いストーリーなど、何でも良いです。たとえば、”I like to eat pancakes” や “I like to play vide games” などの簡単なフレーズなどで十分です。ただし、英語で伝言ゲームをするため、英語にしましょう。注意点として、他の参加者がちんぷんかんにならないために、ある程度、参加者のレベルに合うような英語にしましょう。
- 最初の人が、次の人にメッセージをささやきます。他の人たちが聞こえないように、静かにささやきます。
- 次の人が、次の人にメッセージをささやき、以降、全員に伝えられるまで続けます。
- 最後にメッセージを受け取った人が、メッセージを発表します。最初と比べて、メッセージがどのように変化したかを聞くのが楽しいです。
- メッセージが大きく変化した場合、最初の人は元のメッセージを全員に明かすことができます。
- 新しいメッセージを使って、再びプレイして、今度はどのように変化するかを見てみましょう!
このゲームは、パーティーゲームとしてプレイされることが多いですが、明確に伝えることの重要性を示す教育的なゲームとしても使用することができます。また、チームビルディングにも役立ちます。参加者が協力して、目的を達成することで、チーム全体の結束力が高まります。さらに、楽しみながらコミュニケーションスキルを学ぶことができます。
誰でも遊ぶことができるゲームで、参加者がお互いに楽しく交流できます。
スカベンジャーハント – Scavenger Hunt
対象:子供から大人まで
スカベンジャーハントは「がらくた探し」という意味です。
指定されたアイテムのリストが渡され、それらのアイテムを探し出します。以下が、スカベンジャーハントの基本的な遊び方です。
- 参加人数にもよりますが、参加者を2つ以上のグループに分けます。1グループにつき3人から5人くらいを目安にしてください。
- グループに指定されたアイテムのリストを配布します。リストは、参加者が探すアイテムの名前、種類、数量、色、形状、場所などを示すことができます。英語のレベル、年齢、場所などに合わせて調整することができます。例えば、アイテムとして red pen, paper clip, cap, coin などが簡単です。
- リストを貰ったら、グループは、決められた制限時間内にリストのアイテムを探し出します。自分たちで探す場所を決めて、探索を始めます。
- アイテムが見つかったら、チームはそれを持ち帰り、残りのアイテムを再び探します。
- 決められた時間が経ったら、各グループが見つけたアイテムの数を数えます。最も多くのアイテムを見つけたグループが勝ちです。
スカベンジャーハントは、どこでも遊ぶことができます。例えば、屋内だったら、家の中や学校の中で、屋外の場合は、公園や校庭などで遊べます。アイテムのリストを作成するときは、年齢に合わせた難易度やアイテムの数、種類を考慮することが重要です。また、特に子供が遊ぶ場合は、安全面にも注意し、危険な場所には行かないようにしましょう。
この動画では、これまで紹介したスカベンジャーハントの遊び方が紹介されています。カードに書かれている特徴を持ったものを探すというのがスカベンジャーハントの基本です。工夫次第でアレンジすることができますし、みんなで競争することによって盛り上がります。
アイスパイ – I Spy
対象:小学生以上
“I Spy” は、特定のオブジェクトを探すゲームです。以下は、基本的な “I Spy” の遊び方です。
- 参加者は2人以上いるといいでしょう。参加者の中からスパイを1人決めます。
- スパイは周りに見える、他の参加者に探してもらう対象物を1つ選びます。例えば、対象物をバナナとします。
- スパイが “I spy with my little eye”と言い、次にその対象物を表す色や形などの特徴を言います。対象物がバナナの場合、”I spy with my little eye something yellow” などと言います。
- 他の参加者はそのヒントに従って、部屋や場所の中からその対象物を探します。参加者は順番に、対象物だと思ったものに指差して、その名前を言います。スパイはYesかNoで正解か答えます。
- 対象物を見つけた人が次のスパイになります。
以下の動画を参考にしてみてください。
サイモンの命令 – Simon says
対象:小学生以上
“Simon Says”は、言われた指示に従うことができるか競うゲームです。
簡単な英語の指示を理解することが必要なため、英語学習にも役立ちます。また、Simonが出す指示をよく聞いて理解することで、集中力や反応能力のトレーニングにもなります。
以下は、基本的な “Simon Says” の遊び方です。
もちろんです。以下に、より詳しい遊び方と、具体例をいくつか紹介します。
遊び方:
- 参加者からSimon(指示を出す人)を1人決めます。
- ゲームを始める前に全員が立ちましょう。
- Simon は、参加者たちに対して指示を出します。Simon が “Simon says” を言った後に、指示を言います。例えば、”Simon says touch your toes”(つま先に触れて)と言ったら、参加者たちはその指示に従ってつま先に触れます。
- しかし、”Simon says” を言わない指示が出された場合、参加者たちはその指示に従ってはいけません。例えば、”Touch your nose”(鼻に触れて)と言われた場合、参加者たちは指示に従わずに立っていればOKです。
- Simonが出した指示に従わなかったり、”Simon says” を言わない指示に従ってしまった場合、その人は脱落となります。
- 最後まで残った人が勝者となります。Simon が指示を出し続けることができなくなった場合、新しい Simon を選んでゲームを再開します。
以下は、”Simon Says” の指示の例です。
- Simon says touch your toes.(つま先に触れて。)
- Simon says jump up and down three times.(3回跳ねて。)
- Clap your hands.(手を叩いて。Simon says を言わないので指示には従わない。)
- Simon says spin around.(回転して。)
- Touch your elbow.(肘に触れて。Simon says を言わないので指示には従わない。)
- Simon says pat your head and rub your stomach at the same time.(頭をなでながら、同時にお腹をさする。)
- Simon says stand on one leg.(1本足立ち。)
- Wave your arms.(腕を振って。Simon says を言わないので指示には従わない。)
楽しみながら学べるので、子供たちの英語学習に適したゲームの1つです。
以下の動画を参考にしてみてください。歌になっているのでより遊びやすいかもしれません。
あたま、かた、ひざ、あし – Head, Shoulders, Knees, and Toes
対象:小学生以下
歌いながら体を動かせる楽しいゲームです。また、体の部位の、英語の名前を学習することができます。
日本語でも「あたま、かた、ひざ、あし」の歌があります。英語だと、”Head, Shoulders, Knees, and Toes”で、「あたま、かた、ひざ、つまさき」になります。
遊び方(踊り方)は、簡単です。子供たちにこの歌を覚えてもらい、歌を歌いながら、それぞれの体の部位を指さします。下の動画を参考にしてみてください。
最初はゆっくりと歌い、徐々に、歌のスピードを上げて、より速く指示された部位を指してみましょう。子供たちは、歌のスピードに合わせてより早く反応できるようになります。
まとめ
今回は、子供たちにおすすめの体を動かす英語学習ゲームやアクティビティを5つか紹介しました。楽しく英語の勉強することで英語の上達も早くなります。
紹介したゲームやアクティビティは、どこでも気軽に遊べ、子供達だけでなく、大人でも楽しく遊べるゲームもあります。がぜひ参考にしてみてください。