「ニューバランスを買いたいけど、574とか996とか数字ばかりで何が違うのかさっぱり……」
「見た目は似ているのに、なぜ価格が倍以上違うの?」
ニューバランスの世界へようこそ。
この一見複雑な「数字の羅列」は、実はブランドの設計思想が詰まったコード(暗号)です。この意味を理解するだけで、自分にぴったりの一足が面白いほど簡単に見つかります。
本記事では、NBマニアの視点から、型番のルールを世界一わかりやすく解説します。この記事を読み終える頃には、あなたも「型番を見ただけで履き心地やシルエットが想像できる」ようになっているはずです。
ニューバランスの型番ルール「3つの法則」
ニューバランスのモデル名は、基本的に以下の3つのパーツで構成されています。
例:ML574EG
- ML:プレフィックス(性別やカテゴリー)
- 574:ナンバー(シリーズ・機能)
- EG:サフィックス(カラーやバージョン)
まずは、靴の性格を決定づける「数字(ナンバー)」と「アルファベット(プレフィックス)」の意味を解読していきましょう。
【核心】数字(シリーズ)の読み解き方
ニューバランス選びで最も重要なのが、真ん中の「数字」です。
大きく分けて「500番台」「900番台」「1000番台」の違いを覚えれば、選び方の8割は完了です。
500番台:安定感とコスパの「オフロード系」
砂利道や山道(オフロード)を走るために開発されたシリーズです。
- 特徴: 丸みを帯びたポッテリとしたシルエット。
- 履き心地: 接地面積が広く、どっしりとした安定感がある。
- 代表モデル: 574(世界で最も売れているNB入門機)
- こんな人に: デニムやカジュアルな服装が多い方。コスパ重視の方。
900番台:スタイリッシュな「オンロード系」
舗装された道(オンロード)を走るために開発された、ブランドの顔とも言えるシリーズです。
- 特徴: 細身でシュッとした都会的なデザイン。
- 履き心地: 「包み込まれるようなフィット感」と「クッション性」を両立。
- 代表モデル: 996(王道のスタンダード)、990(最高峰の技術を結集)
- こんな人に: きれいめコーデやセットアップの外しに使いたい方。
1000番台・2000番台:憧れの「フラッグシップ」
その時代の最新技術を惜しみなく投入した、高級志向のシリーズです。
- 特徴: 重厚感のあるデザインと、極上の素材使い。
- 代表モデル: 1300(スニーカー界のロールスロイス)、1500(小ぶりなNロゴ)、2002R(現代のハイテクヒット作)
- こんな人に: 人とは違うモデルを履きたいこだわり派。
【基礎知識】先頭のアルファベットの意味
数字の前に付いているアルファベットを見れば、そのモデルの「ランク」や「ターゲット」がわかります。
| 記号 | 意味 | 解説 |
| M | Men’s | 基本的にUSA/UK製の本格モデルにつく(例:M996)。価格は高め。 |
| W | Women’s | レディース専用。足幅が少し狭い設計。 |
| U | Unisex | 2026年現在の主流。男女共通サイズ展開。 |
| ML / WL | Lifestyle | アジア生産のリーズナブルなタウンユース用(例:ML574)。 |
| CM | Custom Made | 過去の名作をアジア生産で復刻したもの(例:CM996)。 |
【徹底比較】996と574の違いは?(初心者の最大の悩み)
「結局、定番の996と574、どっちを買えばいいの?」
この悩みは、以下の比較表を見れば一発で解決します。
| 比較項目 | 996(900番台) | 574(500番台) |
| シルエット | 細身(スリム) | 丸め(ボリュームあり) |
| 得意な服装 | スラックス、スキニー、ジャケパン | デニム、ワイドパンツ、軍パン |
| ソールの感触 | 柔らかく、軽快 | 硬めで、安定している |
| 価格帯 | アジア製:1.6万円〜 USA製:3.5万円〜 | アジア製:1.2万円〜 |
結論:
- きれいめに履きたいなら 996
- カジュアルに履きたい、安く抑えたいなら 574
996が気になる方は、↓の記事もチェックしてみてください。
失敗しないためのQ&A【加水分解・雨・サイズ】
型番やデザインが決まっても、購入直前に気になる「よくある疑問」をまとめました。これを知っておくだけで、購入後のトラブルを未然に防げます。
Q1. よく聞く「加水分解(かすいぶんかい)」って何ですか?
A. ソールが空気中の水分と反応してボロボロになる現象です。
主に「ポリウレタン(PU)」を使っている高級モデル(M1300など)で、製造から数年〜10年ほどで発生します。
- 対策: 最強の対策は「飾らずに適度に履くこと」です。履いてソール内の空気を入れ替えることで長持ちします。
- 安心ポイント: 定番の574や**CM996(アジア製)**など、普及モデルの多くは「EVA」や「C-CAP」という加水分解しにくい素材を使っているので、初心者の方も安心してください。
Q2. スエード素材が多いですが、雨の日に履いても大丈夫ですか?
A. 基本的には避けたほうが無難です。
天然スエードは水濡れでシミや色落ちの原因になります。
- どうしても履きたい場合: 必ず防水スプレーを振ってください。
- 雨用が欲しい場合: 型番の末尾に「GTX」と付くGORE-TEX(ゴアテックス)搭載モデルを選びましょう。
Q3. サイズ選びが不安です。自宅で正確に測る方法はありますか?
A. 公式サイトの「サイズチャート」を活用しましょう。
ニューバランスは「足長(レングス)」だけでなく「足囲(ウィズ)」も選べるのが特徴です(D=細め、2E=幅広など)。自己流で判断せず、メーカー公式の基準を確認するのが最も確実です。
以下の公式サイトでは、詳細なサイズ表だけでなく、**自宅で印刷して使える「足のサイズ計測シート」**も配布されています。
【参考リンク】ニューバランス公式:サイズチャート・フィッティングガイド
まとめ:型番を知れば「NB沼」がもっと楽しくなる
ニューバランスの数字には、すべて「誰のために、どんな目的で作られたか」という理由があります。
- 500番台でカジュアルに楽しむか
- 900番台でスタイリッシュに決めるか
- 1000番台で至高の履き心地を味わうか
型番の意味がわかれば、もう靴選びで迷うことはありません。ぜひ、あなたのライフスタイルに合った運命の一足を見つけてください。


